思い返せば、僕の人生はほとんど何らかの動物と一緒にありました。
実家にいた頃だけでも覚えている限りで、ネコ、セントバーナード、柴犬、ダックスフンド、シーズー、雑種、キジ、九官鳥、鷹(たか)……。
実家を出てからも、ネコ、ハムスター、亀、金魚、メダカ、カエル、カタツムリ、ハリネズミ、シーズー、雑種、シュナウザー……。
そして現在、我が家にはマンチカンのネコと、シュナウザーの犬がいます。
FAQページで急上昇している「ある検索ワード」
急に何の話かというと、実は最近、ホームページ内に「塗装のあらゆる疑問を解決するFAQページ」を立ち上げて絶賛構築中なのです。職人としての生の回答を書いていこうと1,000件以上の質問を用意したのですが、公開700件、回答済み100件とまだまだ道半ば……。
ですが、検索エンジンにはどんどん登録されているようで、アクセス数がうなぎ上りに増えています。
そんな中、Google Search Console(検索分析ツール)を見ていて、連日上位に入ってくる面白い検索ワードがあります。それが、
- 「猫 シンナー」
- 「シンナーの匂い 猫」
- 「ペンキの匂い 猫」
お前……どんだけ有機溶剤に晒されているんだと、思わず心配になってしまいました。
猫にとって「外壁塗装」は大丈夫?
犬は嫌なものがあっても自分のテリトリーで過ごすことが多いですが、ネコは「家の中で一番快適な場所」を探す天才なので、一日中お部屋を転々としますよね。勝手に外に出られないペットにとって「塗装工事中のシンナー臭は安全なのか?」と心配されている飼い主さんが想像以上に多いのだと実感しました。
そこで今回は、「どんな工事のときに有機溶剤(シンナー)を使い、ペットにどう影響するのか」をプロの視点でお伝えします!
1. 屋根塗装(弱溶剤)
屋根は塗る面積が広く、石油のような匂いの「弱溶剤塗料」を使うことが多いです。塗料の量が多く、乾燥・硬化するまでに多量のシンナーが揮発します。
ただし、作業場所が屋根の上で周囲が完全に開放されているため、匂いが地上に滞留することはほぼありません。敏感な方は気になるかもしれませんが、実際には蒸気を直接吸い込むリスクはごく僅かです。
2. 外壁サイディングのクリア塗装(弱溶剤)
こちらも広い面積に弱溶剤塗料を使うため、揮発するシンナーの量は多めです。
屋根と違うのは「足場の養生シート」で囲まれているため、室内や敷地内に蒸気が留まりやすい点です。化学物質に敏感なペットにとっては少し辛い環境になるかもしれません(お家をしっかり密閉できれば基本的には大丈夫です)。
3. 雨戸の塗装(弱溶剤)
実は一番「シンナーの匂いが気になる」とお施主様から言われやすいのが雨戸です。
塗る面積自体は小さいのでシンナーの総量は少ないのですが、窓のすぐ近くで作業するうえに養生シートで囲まれた場所なので、拡散するまでに少し時間がかかります。
4. コーキングのプライマー(強溶剤)
外壁の目地などを埋めるコーキングの下塗りには、ラッカーのような強い匂いのする「強溶剤」を使います。急速に揮発するため一時的にツンとした強い匂いがしますが、影響する時間はごく短時間です。
5. ベランダなどの防水工事
接着剤や樹脂に有機溶剤が含まれているため強い匂いがします。ただ、屋根と同様に周囲が開放されたスペースでの作業が多いため、空気中に希釈されて拡散し、見た目の匂いほど体に悪影響はありません。
ペットが心配なときは「水性塗料」への変更も可能!
水性塗料が主流になってきた現在でも、油性(有機溶剤)塗料を使うのには「耐久性や密着性の高さ」という理由があります。
しかし、若干の耐久性の差を受け入れることで、ほとんどの工事を「水性塗料」へ置き換えることが可能です。
コーキングのプライマーや雨戸の塗装など一部油性が望ましい作業もありますが、それ以外の外壁や屋根などは水性塗料という選択肢(代替工法)があります。
ペットの健康が心配な方は、ぜひお見積もりの際に「ペットがいるので水性塗料でできませんか?」とお気軽にご相談ください!




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