実際の工事代金の算出などはメインコンテンツの方で見てください。
最近Google広告を出すようにしたので看板に偽りが出てます「ちょっとだけ宣伝費使ってるペンキ屋です」
大手が高くなる単純な理由
最終的に僕の所に依頼してくる人は、大手のハウスメーカーやリフォーム屋さんの見積もりが高かった等の理由で、うちだとどの位の金額で出来るのか聞いてくるのがほとんどです
実際に高いのは間違いないんですが、これは単純に大手に頼むと作業を行う店の上流に何社もの仲介業が絡むので係る人数が増えるからで、どうしても高くなります。
1社増えるごとに20%上乗せされたら4社目で2.0736倍の金額になります
これが悪い事かと言えばそうでもなく、上の企業が増えるという事はクレームを言える相手が増えるという事、上に行くほど強力な力が働く事になります。
その安心料にどこまで許せるのかは各自違うと思うので、それは何とも言えないという事です
ただ現在は事故は保険で賄いますし、そもそも綺麗にして喜ばれるために仕事をしているのでクレームがある事自体がダメなんですけどね
工事価格の本来の内訳
最近の塗り替えで一番多いサイディングボードの家ですと、内訳が外壁3:屋根2:付帯物1:コーキング打ち替え1:足場1:経費0.3
家の形や屋根の形、雨戸の有無などでだいぶ変わってくるんですがで多分この位の割合だと思います。経費はゴミの処分とか諸々の経費なのでもう少し多い方が良いのですがまあこんなもんです
たまに電柱の電線が近過ぎて足場が組めない時に養生費用などが発生するので、そうなると10万円位電力会社に払わないといけなくなります
これが最低限工事に掛かる必要な費用です、私たちはこれだけ貰えれば他の費用は要らないです。
最初に言った大手の話はこの金額に対する上乗せ分の話です。我々の前に携わってる人たちの人件費や会社の経費も当然必要なわけです
日当の根拠
私たちは基本的に雨の日は仕事が出来ません、梅雨なんかも含めて年間50日以上休みとなります。
日曜日も基本的に休みます、お盆に年末年始、GWなんかも当然休みです。
なので実は私たちは年間に200日強しか仕事が出来ません。
日本人の平均年収を稼ぎ出そうとすると、日当は2万円から3万円位必要な計算になります。
勿論の事個人によって貰う給料は変わります、早くてミスのない人は上限に近づき、若い子や高齢で早さやミスの多い人は取り分が減るわけです。
最終的に各自が2万円分の仕事を何日掛けてやるのかという話です
家1軒塗り替える時に携わる人数は足場、防水、塗装合わせて事前事後の準備撤収なんかで50人前後です。それに材料費、機材のレンタル代、各店の経費なんかをプラスした金額が計算根拠となります
損をしない為に
現在でもあるのかよく分からない「悪徳リフォーム屋」に何百万円もボッタくられたって話、20年ほど前よくTVとかで言ってましたよね
最近ボッタくりの話はあまり聞かなくなりました、さすがにあれだけメディアで取り上げられたら継続は難しいでしょう
現在真面目に営業周りしているところも、同じように見られてやり難いと思います
ただそれとは違って大手のリフォーム屋さんが僕らと同じような金額で仕事を取っていることが有ります
取引先の人とどうやって末端の業者は仕事をしてるんだろうと首を傾げています
3合のご飯が必要な時に2合分しかお米(予算)が無い場合どうするかを考えてみてください
焼きそばとかパスタを作る(別の材料を使う)
おかゆを作る(水で増やす)
2合を分ける(減らす)
(自分の分は食べない)とか(お米を買いに行く)とかを選んでくれるのなら良いんですが
安くても高くてもその店の事情や背景があって、どの職人さんも持ってる材料と技術全てを使って綺麗な見た目に仕上げてくれます。
金額はどっちでも良いと思うんですが、仕様書通りカタログ通りの仕事してくれそうなお店選んでください