もうかれこれ一ヶ月センサーの個体差と戦っています
各社のAIが対策方法を探してくれて、それに合わせてキャリブレーション(校正)するプログラムを書いています
ChatGPTが「白色がセンサーの基準なので白色で同じ数値が出るように調整しろ」と言って来たら試し
Geminiが「グレーで校正するのが一般的」と言って来たら試す
不要なパラメーターを削った方がより正確になると言われたらプログラムを削る
そして出来上がってきたのがこの3台です
中身は全く違うプログラムが走ってますが、同じ計測結果が出るようにキャリブレーションされています
ステッカーが貼られている機械を「標準機」、中央が「量産型」、右端が「動作実験と検証用」
標準機は最低限のプログラムで補正などは全くかからずセンサーの生の数値を出力するように作っています
読み取ったデータはPCにも送られデータベースを作るのに使われています
コードで延長されたボタンが付いているので、完全に静止状態での計測が可能になっています
量産型は今後作る量産機のモデルです。本体を手に持って操作する検証用です
ボタンの間に奇妙な形の穴を開けているのは、キャリブレ―ションの工具を突き刺すための物です
最終的な動作実験や検証はこの機械で行っています、この機器で他と同じ結果が得られればそのプログラムは合格にしています
動作実験と検証用の機器は一番過酷な使われ方をしています。常に分解と組み立てを行ってプログラムの書き込みをしています
一部の数値を変えた時に正しく動くのかや修正値の検証、ボタンの配置など過去色々な実験で使われてきました
もう調べる部分は少ないので本体の検証はこの辺で一休みしようかと思っています
次は量産に向けた切削機の微調整と3Dプリンターのデータの修正とレーザーカッターのデータの修正が主になっていきます
3Dプリンターを新調しました、もうすぐ専用の撮影機器も届きます、気になる人も多いと思いますので造形の風景を動画にしてアップロードしてみようと思います
何も無い空間に物体を作り出す3Dプリンター、0から物を作るクリエイター、現場で一から色を塗っていくペンキ屋、全部同じベクトルの仕事です
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